白川
「タンザニア 人々との交流と民族音楽」ツアーを終えて/2019年・8月 ④
更新日:2020年6月15日
佐々木 大地さんより
▶出発前のタンザニアの印象と期待
タンザニアの印象というよりよりかは、アフリカの印象になるんですけど、アフリカと言われたらまず最初に頭に思い浮かぶのは、やはり貧困だったり、デング熱やマラリアなどの病原菌です。ご飯も時には虫を食べたり、ちゃんと蒸留されていない濁った水を飲料水として飲んでいる印象があります。 でも、こんなに負のイメージがありながらも、初めてアフリカ大陸の大地に足を踏み入れるという高揚感や、早くタンザニアの生活、文化を体験したいという思いがある。とにかく、飛行機で片道20時間以上かかるのでちゃんと着くのだろうかという不安がある。
▶タンザニア滞在中にやってみたいこと
・キリマンジャロを目に焼き付けたい
・特に何がしたいというわけではないけど、タンザニアでしか体験できないようなこと多くのことを体 験したい
▶文化の違いなどで、驚いたこと・苦労したこと
・車が信号などで止まる度にお菓子だったり、アイス、日常品、娯楽用品を売るために車の間を縫って渡り歩く現地の人に驚いた
・現地の人が気さくに話しかけてくれたこと、誰とでも友達のように挨拶してくれる
・ヤウミが恐ろしい程時間を鯖読むこと
・農村滞在の際にまだ5時だというのに鶏の鳴き声に起こされた時は、辛かった、でもスヌーズ機能があったので寝坊することはなかったのでよかった
・常に虫に刺されることに注意したりするのは大変だった
・村の子たちが学校を途中で抜け出して、帰ったりするという話を聞いて驚いた
・タンザニアの食事はとてもシンプルでなかなか美味しかったこと
・毎朝飲む紅茶はとても至福の時間だった
・農村と都市の生活が違いすぎて、ダルエスサラームが思っていたよりも栄えていてアフリカにもこういう発展してる地域があるのだと驚かされた
・映画館でとてつもなく現地の喋り声がうるさく、しかも椅子をどんどん揺らされた時には日本との文化の違いを感じた、とても新鮮で楽しかったが、映画を見るなら日本の方が断然いいかなと思った
・このツアーで一番鳥肌立って、カッコいいと感じたのはCHIBITEの民族音楽です。とても迫力がありました!
▶地元の人との交流の中で、感動したこと・うれしかったこと
全然スワヒリ語を喋ることができないけど、話しかければ笑顔で返答してくれるし、一緒に写真も撮ってくれたり、至れり尽くせりでとても嬉しかった。
村の子たちが異国の地から来た日本人に対して臆せずみんな駆け寄ってくれて、交流して遊んで、撮影会して、トイレットペーパー買いに行きたいと言えば、売っている店にまで案内してくれて、みんな元気で優しくてとても良い子達だなと感動した。
▶新たに発見したこと・改めて実感したこと
アフリカ大陸にあるタンザニアという国は、出発前に感じてた印象とは違い、貧困や病原菌などの負のイメージを振り払うほどの現地の人の優しさと気さくさ、人間としてのあるべき姿というがのタンザニアの人たちにはあったなと感じる。例え、お金がなくてもそこには幸せな生活があって、怪我や泥んこを気にせず無邪気に遊ぶ子供たちがいて、日本には無くなってきているようなものがタンザニアにはあった。タンザニアにはタンザニアの良いところ、悪いところがあって、日本には日本の良いところ悪いところがあって、それに対して日本人である私たちがアフリカ大陸は危険な国だ、貧困で貧しい生活を送っていると判断するのはとても勿体無いことだし、誤解して欲しくないなと思う。私自身、アフリカに住みたいとかそういう気持ちはないけれど、アフリカに対するイメージがガラリと変わったし、タンザニアがとても好きになった。こういう貴重な体験ができたからこそ、日本で当たり前のことを当たり前の様にできていたことに対して、感謝の気持ちが芽生えるようになったし、環境のせいにして何かができないとかそういうのはとてもお門違いなことなんだと感じる。でもこれは、自分がアフリカに行ったからこそ感じることのできる感覚であって、まだ行ったことのない、先入観で負の情報しか知らない人たちにとってはまだまだアフリカという大陸は、ちょっと敬遠したくなる対象なのかなと思う。だから、この体験を友達や家族、少ないかもしれないけども一人でも多くの人にタンザニアはとても良い国だったと、私たち日本人にはない優しさと思いやりのある国だと伝えていきたいなと思いました。
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