白川
-ルカニ村を訪れて-2007年
西尾 秀男さんより (4枚の写真も)
ルカニ村の美しく緑豊かな風景、毎晩ボーッと見ていた天の川や流れ星。感動すると同時に、50年程前のこどもの頃の記憶が蘇りました。 日本にも美しく豊かな自然が無かったわけではなく、失ってきてしまったのだということを痛感しました。
また、家の近くで2~3才から12~13才位のこども達が一緒になってころげまわり、ケンカと仲直りをくり返しながら遊んでいるのを見て、懐かしく感じると共に、今の日本のこども達にも味合わせてやりたいなという思いを強くしました。
アレックスさんには、小、中学校や教会にも連れていってもらい、貴重な体験をすることができましたが、行く先々でアレックスさんの村での信望の厚さを感じました。(彼あってこその「ルカニ村滞在」という気がしました。)
S Y さんより
1986年スタートのJATAツアーズ、オルタナティブツアー“農村滞在 プログラム”に参加。初めてアフリカの大地を踏んだ。農村滞在は、タンザニア・キリマンジャロ州の高地ルカニ村である。アレックスさん宅で農耕生活体験開始。 朝、昼、晩の食事はウガリ、チャパティ、チャイ等のタンザニア料理を満喫させて頂いた。とてもおいしかった。 アレックスさんの心のこもった手料理は実にうまかった。<会食中の雑談は特に有益であった>
ルカニ村の1日目は、ルカニ中学校の見学。真新しい校舎で中学1年生の生徒は熱心に勉強に励んでいた。タンザニアの次世代を担うため、しっかり勉強して立派な人間になってもらいたいと願った。 午後はルカニ村のセンターにある図書館を見学。文化の中心といえよう。子どもたちがテレビをみていた。 2日目は、ルカニ村の日曜礼拝に参加。ルカニ村の村民は敬虔なカトリック信者がほとんど。老若男女、正装してミサに参加し厳粛な雰囲気を味わう 機会を得た。 午後はアレックスさん宅の裏山のコーヒーの木、バナナの林等を見学。コーヒー栽培の歴史と現状について説明を受けた。 キリマンジャロコーヒー栽培への国家の援助を再開させる必要性を感じた。 3日目は、ルカニ村ウソンゴロ小学校を訪問。運動場(芝生)に児童全員集合。児童のまなざしはきらきら輝いていた。 児童代表のあいさつと歓迎のことば、そして、歌と踊りに感激した。校長先生と職員の先生方に感謝。 午後は、町の市場へ(週2日の定期市)。多くの買い物客と露天商でにぎやかであり活気があった。生活物資は何でもそろい豊かであった。 夕方日没前、ルカニ補習塾を見学。ルカニ小学校元校長先生の指導の下で子どもたちが熱心に勉強していた。
ルカニ村での生活体験を通して、日本の都会生活にない“ゆったりとした時間の流れ”を体験させてもらった。 夜空は満点の星、天の川も見えて実にきれいであった。ルカニ村の子どもたちは明るく、純朴で人なつっこい。 笑 顔がすてきだった。弟妹のめんどうをよくみているようだった。 子どもたちと踊り、語り、交流を深めることができた。 ルカニ村の大人も、ジャンボと声かけすれば気楽にあいさつしてくれる人なつこさがあり、心優しい人達ばかりであった。