白川
Bwaga Moyo No.4 バオバブの魅力
川田真弓(かわた まゆみ)
2008年8月 モロゴロ州キンゴルウィラ村にて
強烈なインパクトのある「バオバブ」。スワヒリ語ではウブユ(Mbuyu)呼ぶ。写真や映像で一度見れば、頭にイメージが残る木ではないだろうか。太い幹、グネグネした枝、緑の葉が無く茶色と灰色を混ぜたような色。私が初めてバオバブを見たのは、ディズニーの映画『ライオンキング』である。いつか本物のバオバブに抱きついてバオバブの音を聞いてみたいという願望があったので、キンゴルウィラ村では念願のバオバブ抱擁達成。残念ながら幹の音を感じることはできなかったが、風がバオバブを通り過ぎる時の「ブオーン」という音は何とも神秘的で心が癒される。直射日光のきつい日は、バオバブの木陰で一休み。私にとってバオバブは憩いの場所である。
(2010年1月15日)
*「Bwaga Moyo」とは、スワヒリ語で「ここに我が思いを残す」という意味です。 2005年に初めてタンザニアを訪れてからずっとこの地に思いを残してきました。 なぜこんなにも惹かれるのか… その理由を少しずつ紹介したいと思います。