
白川
Habari za Dar es Salaam No.30 "Miwaka 40 ya Idhaa ya Kiswahili,Radio Japan" ― ラジオ・ジャパン・スワヒリ語放送40周
根本 利通(ねもととしみち)
ダルエスサラームで国会が開かれていたころの会場であるカリムジー・ホールという街中で3時間にわたって行われた。日本語の挨拶講座から始まり、日本へ留学していたタンザニア人の方に、「日本語の難しさ、覚えてよかったこと」「日本でビックリしたこと」を尋ねる。 その後、日本の最新技術として放送で紹介された品物の現物(ゆっくりしゃべるラジオと涼しいジャケット)を見せ、さらに熱心な聴取者3人を呼んでの座談会。
司会は日本から帰ってきて間もない、ラジオ・タンザニアのアナウンサーのベン氏ととスワヒリ語研究者の木村映子さんの二人で、軽妙なスワヒリ語の掛け合いと、合間に日本語を交え、巧みな会話は聴衆を沸かせていた。
スワヒリ語というのは優れておしゃべりの言葉であるから、熱心な聴取者という参加者の人たちもタンザニアの地方都市から出てきているのだが、皆雄弁で堂々としゃべる。
技術革新については、日本にいたときから余り興味がない人間だったが、「運転手が要らない車」と聞いても、タンザニアには人は余っている(失業者は多い)から、出来れば「ガソリンが要らない車」だよなぁ…と思い、タンザニア人の発想になっている自分に気が付く。
(2004年10月1日)