• 白川

Harufu ya Karafuu 第2回 CHIBITE

森田さやか

📷8月8日、タンザニアの祝日、私はやっと生でCHIBITEの公演を見ることができた。先日発売されたCDを聴き「これを生で聴けたら…」と思っていた夢がかなったのだ。  CHIBITE公演は、毎年恒例のオルタナティブツアーの日程に組み込まれている。今年はたまたまタンザニアの祝日と重なったので私も観に行くことができた。運が良い。お休みということもあり、ダルエスサラーム在住の日本人の皆さんもたくさん来てくださった。みんなでダルエスサラームのある場所に集合し、何台かの車が連なってCHIBITEのいるバガモヨまで走っていく。久しぶりのこの日本人らしい団体行動に、遠足へ行くような感覚でわくわくした。バガモヨに着き、直接バガモヨまでいらしていた方々と合流し、ザウォセ家の庭(公演会場)まで、車はさらに数を増して連なっていく。

 会場に到着。近所の人たちも集まり始め、周りはざわざわとし、「いよいよだっ!」と胸は高鳴る。挨拶の後、たくさんの演者が登場し、とても見ごたえのある演奏とダンスが始まった。 会場の雰囲気は一気に盛り上がる。盛り上がった後に登場したのは一人の男性。聴こえる音は彼の吹く横笛と、足首に巻かれた鈴の音だけ。📷とても美しい音色に心は落ち着き、うっとりとしてしまう。さすがCHIBITE!演出もうまく考えてある!と納得。この後、イリンバ(親指ピアノ)と歌のみの演奏や、イリンバとゼゼ(弦楽器)と歌のみ、はたまた激しい太鼓の演奏とダンスといった、本当にバラエティに飛んだパフォーマンスが続いた。

 CHIBITEの素晴らしさの一つは、男性女性がいることはもちろん、大人から子供までの演者がいることであると思った。子供達が一生懸命、腰をフリフリ踊っている姿はとてもいとおしく、それと同時にリズム感の良さ、ダンスのうまさに感銘を受ける。この子達が大人になったらどんなに素晴らしいダンスを見せてくれるのだろうと、将来への期待も膨らむばかり。さらに大人も子供も演者達自身がとても楽しそう。それを見ている私達は楽しく嬉しくならざるを得ない。彼らは自信に満ち溢れ、踊ったり楽器を演奏したりすることが楽しくてしょうがない、という風に見える。観客にそう感じさせているだけで演者の勝ち。その時すでに私達は彼らに夢中なのだ。

📷   公演中、ふと周りに目を向けるといつの間にか大勢のギャラリーが私達を取り囲んでいた。CHIBITEの演奏が聞こえ、ご近所のみなさんが集まってきた模様。この公演の盛り上がりに大いに貢献してくれたのは間違いなく彼ら、タンザニア人のギャラリーであろう。大いに笑い、大いに喜ぶ。そんなギャラリーを見ているのもとても楽しかった。特にたくさん集まっていた子供達は目をキラキラさせ、夢中でCHIBITEを見つめていた。まだ2、3歳であろう子供達がリズムに合わせて踊っている姿はなんともかわいらしかった。彼らに背中を押されるように、私のテンションもどんどん上がる。最後にはCHIBITEが観客をも巻き込んで踊り、興奮冷めやらぬまま幕は閉じられた。

 また観たいと思った。他のみなさんも思ったに違いない。芸術は国境を越える、なんてクサイことも感じてしまった。CDも素晴らしいが、是非多くの方々に彼らの生のパフォーマンスを見て欲しいと強く感じた。この文章を読んでくださっている皆様、是非タンザニア・バガモヨで生のCHIBITEに触れて下さい                           (2007年8月15日)

  ☆Harufu ya Karafuu(クローブの香り)は、とてもいい香りで多くのタンザニア人は好きだとか…。 森田さやかがタンザニアの良い部分、ステキな部分を書いていきます。

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