Hodi Hodi No.10 ルショトへ涼みに
小俣美樹(おまた みき)
10月の三連休の際、ルショトへ行ってきました。徐々に暑くなってきたダルエスサラームから涼しいところへ行きたい!という気持ちと、最近運動不足だしそろそろ運動しないとまずいなという気持ちから、行先をルショトに決定しました。ルショトはダルエスサラームから約380kmほど離れており、タンガからモシへ向かう街道筋にあるウサンバラ山地の中腹に位置する町です。標高は1,500mほどで気候は涼しく、「タンザニアのスイス」なんて呼ばれてもいます。ダルエスサラームからは、直行バスでだいたい8時間ほどかかります。
朝6時にダルエスサラームを出発し、ロッジに到着したらもうすでに15時近かったため、この日は遠出はせずにビューポイントへの散策へ。ルショトの街中で出会ったガイドに動向をお願いしました。山道を歩き、村の人々と挨拶を交わしながらまずは一つ目のビューポイントへ。そして、夕日が見える時間帯には宿泊したイレンテ・クリフ・ビュー・ ロッジ(Irente Criff View Lodge)の敷地内から行けるビューポイントへ。
<まずはロッジから歩いて15分ほどのビューポイントへ>
<ロッジから行けるビューポイントから見た夕日。目の前に広がるのはマサイ平原。
他のロッジからもたくさんの人が夕日を見に来ていました。>
今回、ビューポイントの散策は3時間ほどでしたが、あまり歩かずにさくっとビューポイントで綺麗な景色を見たいという方は、イレンテ・クリフ・ビュー・ロッジに宿泊して、ホテルのスタッフと行くというのがいいかもしれません。ビューポイントへ行く際、入場料としてTsh 2,000がかかります。
次の日は、滝を見に行くトレッキングへ。ガイドから「普段運動してる?」と聞かれたので「たまに3~4km走ってるよ」と答えると「今日は8~10km歩くから頑張ってね。途中の村からはダラダラ(乗り合いバス)に乗るよ。」と言われました。体を動かすためにトレッキングに行こうと思ってはいたものの、山道を歩くのと舗装された道を歩くのとでは全く違うため、慣れない山道をひたすら歩くのはさすがに大変でした。ガイドからは「昨日はいっぱいしゃべったのに今日は静かだね!」と言われる始末でした…。自分自身の体力のなさを痛感した瞬間でした。
しかし、途中でカメレオンを見つけたり、生えている植物の話を聞いたりと、楽しくトレッキングを続けることができました。途中に立ち寄った村でダラダラを待ちましたが、待てど暮らせどダラダラは来ないので、結局バイクに乗って滝まで向かいました…。でも、景色を眺めながらのバイクでの移動は、とても気持ちがいいものでした。滝の近くに到着し、そこからは歩いての移動に。イタリア人、ドイツ人、インド人と多くの人が滝を見に来ていました。のんびりしつつ、ここで昼食を取りました。移動で疲れていたので、水に足をつけているのがとても気持ちが良かったです。水着に着替えて遊んでいる人たちもいました。
<こちらがMkuzi Water Falls>
<こんな小さなカメレオンも、ガイドはすぐに見つけられます!>
滝からの帰り道にミューラーズ・マウンテン・ロッジ(Mullers Mountains Lodge)に寄り、少しだけ敷地内を見学しました。ドイツ人が建てた屋敷をロッジとして使っているため、雰囲気はまさにドイツ!一瞬、自分がどこにいるのかが分からなくなりました。自家菜園で取れた新鮮な野菜をふんだんに使った料理が売りなんだそうです。その後、イレンテ・ファーム・ロッジ(Irente Farm Lodge)のショップにも寄り、プラムのジャムや紅茶などを買い、我がロッジに戻りました。ルショトのお土産を購入するなら、ここがいいかもしれません。滝を見に行くトレッキングは大体5時間ほどと若干時間はかかりますが、自然を満喫でき、とてもお勧めです。
どこか涼しいところに行きたい!という人や体を動かしたいな~なんて人、一度ルショトに行かれてみてはいかがでしょうか?
<イレンテ・ファーム・ロッジにある自家製のジャムやバター、チーズなどを売っているショップ。
営業時間は朝9時から夕方6時まで>
Irente Criff View Lodge シングル : $50、ツイン : $65 朝食付き バス Maning Nice ダルエスサラーム/ルショト間 片道Tsh 15,000
<カッパのひとりごと>
かっぱもルショトに行きたかった…
(2016年11月15日)
*「Hodi Hodi」とは、「おじゃまします」という意味です。 色々なところに足をのばし、タンザニアの様々な面をお伝えしていきたいと思います。