Kusikia si kuona No.1 Bongoyo Island ― ボンゴヨ島
相澤 俊昭(あいざわ としあき)
年末に海外からタンザニアへ来られるお客様の受け入れもほぼ終わり、これから休みだというのに予定も立てておらず、友人にダルエスサラームから近場でお勧めの場所はないかという相談したら、ボンゴヨという無人島がダルエスサラームの沖合にあり、海やサンゴ礁が綺麗で日帰りでいけると言う。これは行ってみるしかないと前夜に思い立ちボンゴヨ島に行ってきました。
ボンゴヨ島はダルエスサラームのムササニ半島の沖合にあり、観光客もよく利用するスリップウェイの船着き場から出ている船に乗って約30分ほど着きます。
船着き場から小さな船で沖合まで出て、大きい船に乗り換えます。そして30分ほど波に揺られながら青い海に見とれていると、遠くに写真で見るような白い砂浜が見えてきます。島の先端の一部だけが砂浜になっており、隠れたビーチのようになっており、この美しい風景にはため息が出ました。実際に貝殻やサンゴが砕けて出来た砂浜を素足で歩くととても気持ちよく、白い砂浜にハットが建っている風景もとても雰囲気が出ていて、ゆっくりと過ごすのには最高の場所です。
また、ここには簡素なテント式の宿泊施設があり、入園料$20/日と宿泊費として1回$50を払えば1週間ほどは泊まれるそうです。贅沢な施設はないけれど、トイレとシャワーを浴びられるくらいの小屋はあるので、自然を感じながらのんびりと滞在したい人にはお勧めです。
今回の目的のサンゴ礁や熱帯魚を見るために海へ潜りましたが、私たちが行ったときは雨季の時期で、先日の大雨の影響がまだ残っているのか、濁っていてきれいなサンゴ礁や熱帯魚をよく見ることはできませんでした。
雨季の前の2、3月と9、10月頃に行くととても澄んでいてサンゴ礁や熱帯魚をよく見ることができるそうです。それが目的ではなく、ただゆっくりとしたい人には年中お勧めです。他にも島内にはトレッキングができるコースがあり、島内の見どころ(植民地時代の建物など)を見ながら回ることも出来るそうです。小さい島ですがとても魅力的なところでぜひまた訪れたいと思わせるところでした。
(2012年1月15日)
*;『Kusikia si kuona』とは日本語で百聞は一見にしかずという意味です。タンザニアで私が実際に見て、感じたことをこのページで紹介していきたいと思います。