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  • 執筆者の写真白川

Kusikia si kuona No.17  -タンザニアのアート・ティンガティンガ-

相澤 俊昭(あいざわ としあき)


ダルエスサラーム郊外のムササニ半島にティンガティンガ村と呼ばれる有名な観光地があります。ここには色鮮やかな絵に囲まれて、黙々と作業をするたくさんのティンガティンガ派の絵描き達がいます。赤や青など原色のペンキ絵の具を使い、四角いベニヤ板や布に動物や風景、生活の様子などを描いている様子を見学することができます。その特徴のある絵は、一見すると単純な構図に見えますが、よく見てみると、細かい所まで描かれていて、実に繊細な筆使いで描かれていたりして、驚きます。

<ティンガティンガ村> ここティンガティンガ村の店内では絵はもちろんのこと、コースター、マグカップやお盆、鉛筆など実に様々な物が所狭しと置かれ、販売されています。ここに来て、カラフルな色使いの品々を見ているだけでも、十分楽しめます。もちろん、ここで気に入った物を選んで購入することもできるのですが、絵描きの職人と相談をして、自分の好きな絵を注文することができるのをご存知でしょうか。ここに何度か通ううちに仲良くなった画家のズベリさんにお願いをして、絵を描いてもらうことにしました。

まずはどのような絵を描いてほしいか相談です。ズベリさんは過去に描いた自分の作品を写真に撮っているようで、それを見ながら自分のイメージを伝えていきました。今回は二枚注文しました。その内の一枚は今まで持っていなかった海の生物が描かれた絵が欲しかったので、それをお願いする事にしました。そして、もう一枚はヒョウの親子が描かれている絵をお願いしました。

<ズベリさんと彼の作品たち> でき上がりが、この二枚の作品です。どうでしょう、なかなかの作品ではないでしょうか。特に真ん中に大きくクジラが書かれた、この絵が気にいっています。ダイビングをした時に見る、タンザニアの熱帯魚のような、カラフルな色使いがいいです。注文から仕上がりまで約三週間程度でした。急ぎの場合は、もっと早く仕上げてくれることも可能だそうです。料金は二枚合わせてTsh220,000でしたが、絵の大きさによっても違うのかなと思います。まぁ、自分の気にいった絵なので、お金には変えられませんね。

お願いをすれば、ズベリさんに絵の描き方を指導して貰うこともできるそうです。自分の一枚を描いてみる、いい機会かもしれませんね。私もチャンスがあれば、是非、挑戦してみたいです。

(2014年9月15日)


☆ティンガティンガ村へ:シティセンターからマサキ(Masaki)行きのバスで約20分のハイレセラシェ(Haile Selessie)道路沿いにあるモロゴロストア(Morogoro Store)奥に工房兼ショップがある。

*;『Kusikia si kuona』とは日本語で百聞は一見にしかずという意味です。タンザニアで私が実際に見て、感じたことをこのページで紹介していきたいと思います。  

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