白川
Kusikia si kuona No.17 -タンザニアのアート・ティンガティンガ-
相澤 俊昭(あいざわ としあき)
ダルエスサラーム郊外のムササニ半島にティンガティンガ村と呼ばれる有名な観光地があります。ここには色鮮やかな絵に囲まれて、黙々と作業をするたくさんのティンガティンガ派の絵描き達がいます。赤や青など原色のペンキ絵の具を使い、四角いベニヤ板や布に動物や風景、生活の様子などを描いている様子を見学することができます。その特徴のある絵は、一見すると単純な構図に見えますが、よく見てみると、細かい所まで描かれていて、実に繊細な筆使いで描かれていたりして、驚きます。
まずはどのような絵を描いてほしいか相談です。ズベリさんは過去に描いた自分の作品を写真に撮っているようで、それを見ながら自分のイメージを伝えていきました。今回は二枚注文しました。その内の一枚は今まで持っていなかった海の生物が描かれた絵が欲しかったので、それをお願いする事にしました。そして、もう一枚はヒョウの親子が描かれている絵をお願いしました。
(2014年9月15日)
☆ティンガティンガ村へ:シティセンターからマサキ(Masaki)行きのバスで約20分のハイレセラシェ(Haile Selessie)道路沿いにあるモロゴロストア(Morogoro Store)奥に工房兼ショップがある。
*;『Kusikia si kuona』とは日本語で百聞は一見にしかずという意味です。タンザニアで私が実際に見て、感じたことをこのページで紹介していきたいと思います。