
白川
Kusikia si kuona No.28 『ミクミ国立公園サファリ』
相澤 俊昭(あいざわ としあき)
この間、あるお客さんのガイドでミクミ国立公園に行って来た。初めての人には聞き慣れない国立公園かも知れないが、ミクミはタンザニア南部にある国立公園だ。タンザニアの野生動物サファリだと、一般的には北部のセレンゲティ、ンゴロンゴロあたりが有名で、タンザニア南部の国立公園に馴染みがある人はほとんどいないかも知れない。しかし、南部にはルアハ国立公園、セルー動物保護区など、見られる動物の種類、数の多さ、そして何と言ってもその野性味で北部の公園に優る公園、保護区がある。ただ、訪れる観光客自体が少ないのと、セルーではハンティングが行われているので動物の警戒心が強く、逃げ足が速いなどのデメリットはある。ミクミ国立公園はその中でも比較的、動物が見やすいサファリ初心者向けの国立公園だろう。国立公園のど真ん中を国道が走っており、道沿いにライオンが寝そべっていたなんてこともある。私自身、ミクミのサファリはかなり久しぶりだった。多分、一年ぶりぐらいだったと思うが、とても楽しめた。
(2016年8月15日)
*『Kusikia si kuona』とは日本語で百聞は一見にしかずという意味です。タンザニアで私が実際に見て、感じたことをこのページで紹介していきたいと思います。