白川
Kusikia si kuona No.4 オルドイニョ・レンガイ登山とレイク・ナトロンサファリ‐その②
相澤 俊昭(あいざわ としあき)
今回は前回号に引き続き、レイク・ナトロンサファリについて紹介したいと思う。
ナトロン湖はオルドイニョ・レンガイ山の麓にある、フラミンゴの繁殖地として有名な湖である。アフリカ大陸を南北に縦断する巨大な大地溝帯に沿って点在する一連の湖のひとつで、この湖に生息する藍藻類の持つ色素が作り出す、深い赤味を帯びた色は時として湖一面を赤やピンク色に染め、周辺一帯に不思議な光景を作り出す。
ナトロン湖はガイドと共に湖の干潟に沿って歩く、ウオーキングサファリが出来るのが特徴だ。サファリカーに乗って動物を見るゲームドライブよりも自然との距離感が断然近く、また途中でガイドが動物の痕跡について説明してくれるのでとても面白い。
私たちがウオーキングサファリに出かけた時も、湖の周りの干潟でフラミンゴを見ることが出来た。羽を淡いピンク色に染めたフラミンゴが空に飛び立つ瞬間はそれはとても綺麗だった。
(2012年7月15日)
*;『Kusikia si kuona』とは日本語で百聞は一見にしかずという意味です。タンザニアで私が実際に見て、感じたことをこのページで紹介していきたいと思います。