• 白川

Pole Pole No.18  クリスマスのイリンガ

後藤由紀子(ごとう ゆきこ)

12月24日から2日間タンザニア南西に位置するイリンガに滞在した。ダルエスサラームからイリンガまではバスで約9時間の移動だ。最近はイリンガまで良いバスが出ていて、お勧めはSutcoと教えてもらい迷わずそのバスを予約した。Sutcoはラグジュアリーバスとして売っているが、前回別の会社のラグジュアリーバスに乗っても特別良くはなかったので、今回も良いとは言ってもそんなにすごくはないだろうと思っていたが、当日乗ってびっくり!エアコンが完備され、しかもそれをちゃんと稼動をさせてくれるのだ。そのおかげで道中車内が涼しくとっても快適!おやつの時間にはジュースとスナックが配られ、予想を上回る快適さに次回イリンガへ行くときもこのバス会社を使おうと思った。

📷 <ネーマクラフトのカフェ>

夕方イリンガに到着し、その後は今回の旅行の目的のひとつであるネーマ・クラフトまで一目散に移動をした。クリスマスである12月25日から28日まではお店を閉めるというので、この日を逃してしまうとお店に行けなくなってしまうのだ。閉店40分程前に着く事ができ、十分買い物を楽しむことができた。

このネーマ・クラフトは、この地域の耳の不自由な若者たちを支援するためにアングリカン教会の司教が始め、現在は、身体に障がいのある若者達も加わり、彼ら彼女らが作ったクッションカバー、テーブルセンター、洋服、ライトカバーなど様々なグッズが販売されている。その2階にはカフェとゲストハウスが併設されており、この二つの施設でも障がいを持つ人たちが働いている。カフェでは聴覚障がいのあるスタッフとやりとりができるようにと、メニューに手話が載っている。またオーダーはお客が紙に書きスタッフに渡す方法になっている。こうして障がいも持つ人たちも働ける環境が整っているのは良い事だなと思った。

📷 <クリスマスムードたっぷりのレストラン>

イリンガにはおいしいレストランがいくつかあると聞き、私たちもそのレストランに行くのを楽しみに今回イリンガへやってきた。おいしいと評判のグリーク・クラブでギリシャ料理とデザートを食べるべく行ってみたが、クリスマスイブだからか営業をしていなかった。それではもう1件別のママ・イリンガというイタリアンを目指すが、ここもやっておらず1月1日までお休みとのこと・・あれれ、がっかり。

📷 <イリンガの町並み>

他に行く当てのなかった私たちは、タクシードライバーにどこか連れて行ってとお願いをすると、おしゃれなレストランへ案内をしてくれた。サイビラの近くのタンドーリ・オーブンというそのレストランで、おいしい豪華なクリスマスイブ・ブッフェを楽しむことができた。ごはんを食べ終わり、私たちも他のお客さんも談笑をしている頃に、サンタクロースが出てきて子どもたちにクリスマスプレゼントを渡していた。寒さもあいまってクリスマスムードたっぷりでいいなと思っていたら、サンタクロースは私たちにもクリスマスプレゼントをくれた!他の大人には渡していなかったのでちょっと複雑な気持ちだったけれど、久しぶりにもらうサンタさんからのクリスマスプレゼントはとっても嬉しかった。📷 <ビューポイントの岩>

翌日はイリンガの街周辺を散策した。ビューポイントがあるというので、連れて行ってもらうことにした。車で行くのかと思っていたら、案内役のガイドは歩きで来ていた。どれだけ歩くのかわからず不安になったが、歩きで大正解!イリンガのレンガ造りの家が並ぶ町並を眺めつつ、平和なのんびりとした雰囲気を感じて歩くのは気持ちが良かった。坂道を登りつつ歩みを進めていくと、だんだんと見晴らしがよくなりイリンガの街を一望できるようになってきた。石が重なり合った場所の麓までたどり着き、恐らくここで終わりだろうと私たちは思ったが、さらに上に登るという。こんなところ登れるのか!?と思いつつ必死に登っていくと、より開けた風景が広がっていた。昔ここの場所ではヘヘ民族の首長が瞑想をしたりしていたらしい。静かなこの場所で何を考え、どんな結論を出していたのだろうかと気持ちよく吹く風を感じながら思った。

📷 <岩の上に行くときに通った道>

しばらく景色を楽しんだ後、今度は登ってきた石の階段を降りるのが大変。このビューポイントへ行く際は必ずスニーカーで来ること、スカートは履いてこないことをお勧めする。📷 <岩の上(ビューポイント)からの景色>

その後はイリンガの街へ戻り、市場に連れて行ってもらった。新鮮なカラフルな野菜や果物が並んでいる。お米もおいしそうに盛られている。イリンガはイリンガバスケットというカゴが有名だが、市場では山積みになって売られている場所があった。様々な大きさとデザインと色があり、たくさんほしくなってしまうが今回は2つの購入だけで我慢!次回来るときは色々な大きさのものが欲しいなと思った。その後も街中を歩いてみたが、気になっていたお店はどこもクリスマスで休みだった。クリスチャンが多い街ということもあるし、私たちが行きたかったお店は外国人が経営しているので年末年始は母国に帰っているということもあるのかもしれない。私からするとクリスマス=稼ぎ時というイメージなので、商売っ気ないな~と思ったが、家族や友人と過ごす時間を大事にする、その方が人生を豊かなものにしてくれるに違いないなとも思った。

📷 <イリンガバスケット>

イリンガはルアハ国立公園への玄関口でもあります。少し時間に余裕があれば、サファリの前か後に訪れて街中を散策してみてはいかがでしょうか。

(2015年2月15日)

*「PolePole」とはスワヒリ語で「ゆっくり」と言う意味です。タンザニアのゆったりした雰囲気をこのページで伝えられたらと思います。

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