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  • 執筆者の写真白川

Pole Pole No.2  ムワンザ ビクトリア湖とサーナネ島

後藤由紀子(ごとう ゆきこ)

 ビクトリア湖に沈むきれいな夕日を見てみたい!とダルエスサラームから飛行機で約1時間半のムワンザへ。ムワンザはタンザニア第2の大きな都市だけれど、空港は小さくこぢんまりとしていて、緑も多くてのんびりできそうな街というのが第一印象だった。

<ビクトリア湖とムワンザの街><ビクトリア湖の夕日>

 ムワンザ空港から車で約15分ビクトリア湖湖畔に着いた。「早く夕方にならないかな。夕日はまだかな」とウキウキしていたけれど空の様子はいまいち。それもそのはず。私がムワンザを訪れたのは4月。この時期タンザニアは大雨季の真最中。運良く雨には降られなかったけれど、目当てのビクトリア湖に沈む夕日を見ることはできなかった。夕日を見られなかったのは残念だったけれど、ムワンザの街とビクトリア湖を目の前にして鳥のさえずりを聞きながらのんびりと過ごすひとときはとっても贅沢だった。

<ビクトリア湖から見たサーナネ島><サーナネ島の入り口>

 翌日はボートに乗ってビクトリア湖に浮かぶサーナネ島へ。サーナネ島行きのボートはビクトリア湖湖畔のティラピアホテルの隣から出ている。ボートはチャーターをしなければならず1台往復でTsh50,000程。15人くらいは乗ることができそうなボートなので人が集まれば安く行けるが、人数がすくないと高くなってしまう。ボートのアレンジはボート乗り場の反対側にある国立公園のオフィスで行ってくれる。オフィスで入園料$30(大人ひとり)を納めてガイドと一緒にいざ出発!

 ムワンザの街並みをビクトリア湖から眺めながら10分程でサーナネ島に到着。島は大きくなく、全て歩いて見て回ることができる。サーナネ島には昔は動物園があり市民の憩いの場だったそうだ。老朽化が進み動物園はなくなってしまったが、島の中にはいまでもいくつかの檻があり動物園の跡形を残している。現在は国立公園として整備が進められており、ハイキングコースやピクニックスペースもある。まだ動物の数は多くなく、島内で見られるのはインパラばかりだが動物と同じ道を歩きながら島を見てまわるのは楽しい。今回私は出会えなかったが、島にはワニや大きな蛇もいるそうだ。

<動物が入っていた檻><ハイキングコースを歩くインパラ>

 また動物以外にも歩きながら植物を見て楽しむ事もできる。今回見た木の中でも気に入ったのがこの写真の木。キリンのように見えるこの木を見つけて、本物のキリンを見たかのような嬉しい気持ちになった。

 2時間くらいあれば島全体を見て回ることはできるが、島から見える景色もなかなか良くランチを持ってゆっくりと島で過ごすのもいいかもしれない。

<キリンの木><サーナネ島から見たビクトリア湖>

 また今後はシマウマやキリン等の動物を島に入れ、国立公園としてのアピールを行っていくというガイドの話があった。もしこれが実現すれば動物と近い距離でウォーキングサファリができるようになるので、今より更に島で過ごす時間を楽しむことができるようになるのではないかと期待している。

(2012年6月15日)

*「PolePole」とはスワヒリ語で「ゆっくり」と言う意味です。タンザニアのゆったりした雰囲気をこのページで伝えられたらと思います。

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