top of page
  • 執筆者の写真白川

Pole Pole No.3  絵の中の世界!? — マニヤラ湖サファリ

後藤由紀子(ごとう ゆきこ)

  4月の上旬にマニヤラ湖とンゴロンゴロ自然保護区に2泊3日のサファリに行ってきたので、その様子を紹介しようと思う。今回はマニヤラ湖について紹介する。

マニヤラ湖はアルーシャから車で3時間程の場所にある国立公園だ。今回は朝8時頃アルーシャを出発したので、マニヤラ湖にはお昼前に着いた。

公園内に入り、まず出迎えてくれたのはバブーンの群れ。生まれたばかりの赤ちゃんを抱いているバブーンもいれば、毛繕いをしているペア、木登りをしているバブーンもいて観察しているだけでおもしろい。

<お出迎えをしてくれたバブーン>

公園内に入ってからしばらくは森林地帯が続く。それを抜けると、マニヤラ湖が見えてきた。遠くにキリンも見える。まるでどこかの美術館に飾ってある絵のような景色だ。物音がしない静かな空間でその景色を眺めていると、なんだかその絵の世界にぐっと引き込まれ、その一部になったような不思議な感覚になった。このままずっと見ていたいと思う景色だった。

<絵の中の世界にいるような感覚になった景色>

マニヤラ湖に向かって車を走らせる途中で象やシマウマ、インパラを見ることができた。マニヤラ湖のほとりに着くとちょうどお昼時。マニヤラ湖が見渡せるピクニックサイトでランチボックスを食べる。マニヤラ湖は鳥の種類が豊富なことでも知られているが、お昼を食べながら木々を移動する数種類の鳥を見ることもできた。青い空の下でマニヤラ湖を目の前にして食べるお昼はとっても贅沢でおいしかった。

<しまうまの群れ>

お昼を終えて、サファリも後半に突入。しばらくは動物に出会わなかったが、ガイドが茂みにいる象を見つけてくれた。車を止めてしばらく観察しているとどんどんこちらに近づいてくる。車まで1mもないくらいのところまで象が近づいてきてくれた。このまま突進されたらどうしようとドキドキしたが、突進してくることはなく車のギリギリのところを通って方向転換をし、また茂みに戻っていた。間近で象を見られた事にとても感動した。このときの感動と興奮は今でも忘れない。

<車に向かって近づいてくる象>

公園の出口に近づくとまたバブーンが待っていてくれた。最後にバブーンとお別れをしてマニヤラ湖でのサファリは終了。マニヤラ湖を後にしてンゴロンゴロへと向かった。

(2012年8月15日)

*「PolePole」とはスワヒリ語で「ゆっくり」と言う意味です。タンザニアのゆったりした雰囲気をこのページで伝えられたらと思います。

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示

JATAツアーズのスタッフたちが綴るタンザニアをご紹介します。 ​【目次】 ​ ★Kusikia si kuona(百聞は一見にしかず) - 相澤 俊昭 ★Tunatembea - 白川 千尋 ​ ★Habari kutoka Lukani(ルカニ村ニュース) - アレックス(ルカニ村出身) ​ ★Habari kutoka Kingolwira(キンゴルウィラ村ニュース) - グビ、ハミシ、ヤウ

記事: Blog2_Post
bottom of page