• 白川

Pole Pole No.4  心がほんわか ンゴロンゴロ・クレーターサファリ

後藤由紀子(ごとう ゆきこ)

  マニヤラ湖を後にし、ンゴロンゴロ自然保護区へ向う。マニヤラ湖のゲートを出てからの上り坂ではマニヤラ湖と大地溝帯を一望できる。その景色を見ながら今日出会った動物たちや見た景色を思い出しつつ、ンゴロンゴロへの道を進んで行く。

マニヤラ湖を出てから1時間程でンゴロンゴロ自然保護区のゲートに着いた。ゲートを通過しいざンゴロンゴロ自然保護区内へ!しばらく車を走らせ、ドライバーガイドが車を止めた。「ちょっと降りよう」と言われ、何があるのかな?と思っていたら、目の前には大きなクレーターが広がっていた。車を止めてくれたのはクレーターが一望できるビューポイントだったのだ。地図で見て想像していたよりもクレーターは大きく、そして緑に覆われた美しい場所だ。

📷 <ビューポイントからのクレーター>

今回私が滞在したのはNgorongoro Wildlife Lodgeだ。全ての部屋がクレーターに面しているのでどの部屋からもクレーターを望むことができる。特におすすめなのが朝!朝6時頃起きて外を眺めるとクレーターはまだ暗闇に包まれている。しばらくしてからまた外を眺めると少しずつ、少しずつ陽が昇り、空の端からだんだんとオレンジ色に染まり始める。そしてその色がクレーター内の湖にも映し出される。あまりのきれいさに胸がいっぱいになる。

📷

きれいな日の出を見て朝食を食べ、クレーター内に向う。デコボコの道を下り、クレーターに降りて最初に出会ったのはのんびり草を食べているシマウマだ。近くに車が来ても気にせずむしゃむしゃと食べ続けている。しばらく見ていてもこちらのことは一切気にすることはない。食べているところの邪魔をしないようその場を後にする。しばらく車を走らせるとシマウマの親子連れに出会う。他の場所にも多くの親子連れのシマウマがいる。シマウマやヌーは1月に出産のピークを迎え、この4月はちょうど子育ての真っ最中なのだ。青々とした大地とそこでのんびりと子育てをしているシマウマを見てとってもほんわかとした気持ちになる。

📷 <親子連れのシマウマ>

その後もしばらくシマウマ、ヌー、インパラ等を見ていたが、ガイドが「あそこにサイがいるよ。見える?」と教えてくれる。遠くの方にだがクロサイが見える。このクロサイは角を目的とした密猟によって急激に数を減らし、現在は。絶滅が危惧されている種である。そのクロサイを見られる確率が高い場所としてンゴロンゴロのクレーターは知られている。

📷 <遠くに見えたクロサイ>

しばらく車を走らせているとガイドが「あそこにライオンがいるよ!」と教えてくれた。その先を見るとメスライオンが遠くを眺めてドーンと座っている。座っているだけでとても存在感がある。そしてそのメスライオンが眺めている先を指差し、「あの先で仕留めた獲物を今オスライオンが食べているから、食べ終わるのを待っているんだよ」とガイドが教えてくれる。ところがその先をいくら見ても私には何も見えない。じゃあ少し移動してみようとオスライオンの様子を見るために他のサファリカーがたくさん集まっている場所に移動してもらったが、裸眼ではとても見えない距離だった。サファリに行く際は双眼鏡をお忘れなく!しばらくすると座って待っていたメスライオンがノシノシと歩き始め、車の横を横切り、オスがいるという場所に向かってまっすぐと歩いて行った。きっと次は彼女のごはんの番なのだろう。

📷 <車の横を横切って行くライオン>

その後は私たちもお昼をとるためにピクニックプレースに移動をする。ピクニックプレースにはカバのプールがあり、カバの様子を見ながらごはんを食べられる。とは言っても、ほとんどのカバは頭まで水に浸かっていて、ほとんど様子をうかがうことはできない。今日のランチはパンとフルーツとジュースとクッキーだ。ここでお昼を食べるときに気をつけなければならないのが上空を飛び交うトビたち。車内で食べていれば問題ないが、外で食べる時は気をつけていないとランチボックスの中身をサッととっていかれてしまう。お昼を済ませ少し休憩をした後は午後のゲームドライブへ出発。

出会う動物はシマウマとヌーばかりだが、のんびり、のんびりと動物の様子やクレーター内の景色を楽しむ。

📷 <クレーターとシマウマの親子>

夕方になりそろそろクレーターの外へ出ようということで出口方面に向かう。その最中に木陰で休んでいるライオンに出会う事ができ、大満足でクレーター内でのゲームドライブを終了。

4月〜5月はタンザニアの大雨季にあたり、サファリはローシーズンとなる。そのためサファリに行っても十分楽しめるか不安はあったが、今回のサファリは大満足だった。天気に恵まれたこともあるが、青々とした大地でのんびりと子育てをするシマウマ等を見ることができ、ほんわかと温かい気持ちになれたことが大きな理由のひとつである。またローシーズンということもあり、観光客も少ない。そのため周りに他のサファリカーがない状態でゆっくりと動物を見たり、クレーターの景色を楽しむことができた。個人的に大雨季のサファリはおすすめである。

(2012年10月15日)

*「PolePole」とはスワヒリ語で「ゆっくり」と言う意味です。タンザニアのゆったりした雰囲気をこのページで伝えられたらと思います。

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