• 白川

PolePole No.1  スパイスツアー

後藤由紀子(ごとう ゆきこ)

 週末を利用してザンジバルへ行ってきました。その時に参加したスパイスツアーの紹介です。

 ストーンタウンから車で30分程。だんだんと緑が多くなってきたな、と思っているとたくさんのスパイスが育てられているプランテーションに到着。今回訪れたプランテーションは昔はスルタンが所有していたもので、現在は政府が管理しているとのことだ。

 車から降りて、森の中へ入ってすぐにガイドさんが「さあ、この木はなんの木でしょう?」と質問をしてくる。木を見るだけでは全く検討もつかない。「なんの木だろう?」と言っていると、葉っぱをいくつかむしり取って匂いを嗅ぐよう言ってくるが、それでもやっぱり何の木かわからない。最後は実を取って見せてくれる。

 これがその実。さあ、これは一体何の実かわかりますか??匂いを嗅ぐと「あー!ナツメグ!」とようやく正解にたどり着く。この種の周りについている赤い仮種皮を乾燥させたものはメースという香辛料になる。種子は私たちがハンバーグなどの肉料理によく使うナツメグになる。この赤い仮種皮の方が匂いが強い。通常は別々のスパイスとして扱われているが、より強い匂いを出すためにザンジバルではこの仮種皮もナツメグの中に加えて販売しているらしい。📷 <ナツメグの木>📷 <ナツメグの葉>📷 <ナツメグの実>  さて、森を抜けてしばらく歩いていると「あれは何の木かわかる?」とガイドさん。またしてもわからない。ガイドさんが「今から花を取るからね」と、木の枝を投げて、投げて、、何度目かにようやく花を落とすことができた。この花の匂いを嗅ぐと、とってもいい臭い!この木はイランイランノキといい、この花から取れる精油はなんとあのCHANELの香水の原料にも使われているという。なるほど、いい香りなわけだ。こちらではこの花を部屋に置き、芳香剤としているらしい。これが部屋にあったら良い香りでいいな、とついつい持ち帰りたくなってしまった。

📷 <イランイランの木>📷 <イランイランの花>  次はこれ!これは何のつぼみでしょう?この茶色いつぼみを少し舐めてみると、ピリピリと舌がしびれる。これはグローブ。花が咲いてしまうと香りが失われるため、花が咲く直前のつぼみをガクと一緒に摘み取って乾燥させたものがスパイスとして使われている。ガイドさんいわく、このクローブはスパイスの王様らしい。

📷 <クローブのつぼみ>  ではスパイスの女王様は?この木がスパイスの女王というが一体??木の表面を剥ぎ取ってくれ、その臭いを嗅いでみるとシナモンの臭いが!これを乾燥させると自然と丸まって、普段売られているシナモンスティックのようになるという。📷 <シナモンの木>📷 <シナモンの実>  今回のツアーではこの他にもカルダモン、胡椒、バニラ、カカオ、ドリアンなど多くのスパイスや果物を見る事ができた。普段スパイスは粉になって売っているものしか目にする機会が少なく、木や実を見る機会は滅多にない。実際にそのスパイスの原料を目にすると感動も多く、また何気なく使っているスパイスのことを知れて勉強にもなる。最後にはとってもおいしい果物も食べる事もできるし、スパイスを購入することもできる。

📷 半日で楽しむことができるスパイスツアーにぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

(2012年4月15日)

*;「PolePole」とはスワヒリ語で「ゆっくり」と言う意味です。タンザニアのゆったりした雰囲気 をこのページで伝えられたらと思います。

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