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  • 執筆者の写真白川

Shwari No.9 大雨季サファリ① ~マニヤラ湖・ンゴロンゴロ~

石原裕介(いしはら ゆうすけ)

4月から5月にかけてタンザニアは大雨季を迎える。一日中雨が降ることは少ないにしろ、短時間にものすごい量の雨が降るため、普段なら問題なくサファリカーで走ることの出来る道でも、通行不可能となることもある。また、雨の恵みを受け草木は高く育つため、動物を探しづらく、サファリには不向きの時期と言われる。

しかし、この時期、200万頭とも言われるヌーの大群は、ンゴロンゴロの平原部分からセレンゲティの中心セロネラへと移動してくる時期でもある。そしてヌーを追って様々な種類の肉食獣も集まってくる。また、ロッジもローシーズンの特別料金を出してくるので、滞在費も半額以下になる。そう考えると、サファリに不向きどころか、乾季とは一味変わったサファリが楽しめるお勧めの時期と言える。私はちょうど日本のゴールデンウィークにあたる5月1日から4泊5日で、マニヤラ湖、ンゴロンゴロ、そしてセレンゲティを周るサファリへ行ってきた。今回はその模様を報告したい。

ダルエスサラームから北部までは早朝のプレシージョン航空機を利用した。飛行機は7時20分にダルエスサラームを飛び立ち、キリマンジャロ空港へは8時50分の到着だ。晴れていればキリマンジャロ空港からキリマンジャロ山をきれいに見ることができるが、この日は残念ながら曇り空で、キリマンジャロ山を見ることはできなかった。空港の到着ゲートにてサファリのドライバー兼ガイドに出迎えられ、荷物をサファリカーに積み込むと、いざサファリへ出発である。

まず、最初に向かったのが、キリマンジャロ空港から車で3時間弱のところにある、マニヤラ湖国立公園だ。ここは、面積300平方キロメートルと比較的小さな国立公園だが、マニヤラ湖に集まるフラミンゴが有名で、ンゴロンゴロ、セレンゲティと連なる北部サファリサーキットの玄関口として人気が高い。朝キリマンジャロ空港を出ると、マニヤラ湖に着くのがちょうどお昼くらいになる。私はレイクマニヤラ・セレーナ・ホテルで昼食をとることにした。このロッジは大地溝帯の断崖絶壁に建てられている為、マニヤラ湖国立公園を眼下に眺めることが出来る。まさに絶景だ。

午後はゲームドライブ。国立公園に入ると、すぐに大きな象が目の前に現れる。こちらをさほど警戒している様子もなく、何組もの群れや子連れの集団を間近でみることができ、迫力満点だ。その他、イボイノシシやキリン、シマウマなどが見られた。2~3 時間の短い滞在だったが、動物もそれなりに見られ、満足のいくドライブができた。サファリのスタートにはもってこいの国立公園であった。

マニヤラ湖からンゴロンゴロまでは車で1時間程度だ。16時頃マニヤラ湖を出発し、夕方、ンゴロンゴロクレーターの外輪山に到着する。クレーターの縁の部分まで来ると、今度はクレーターを一望できる、これまた絶景を目の当たりにする。外輪山に位置するロッジにチェックインしたら、のんびりと日が沈むまで、クレーターを眺めてみよう。目の前に広がるクレーターは野生の王国だ。そんな世界に思いをはせながら、ビールを片手にゆったりとした優雅な時間を過ごす。ここでしかできない贅沢だろう。

4月から5月にかけてタンザニアは大雨季を迎える。一日中雨が降ることは少ないにしろ、 短時間にものすごい量の雨が降るため、普段なら問題なくサファリカーで走ることの出来る道でも、通行不可能となることもある。また、雨の恵みを受け草木は高く育つため、動物を探しづらく、サファリには不向きの時期と言われる。

しかし、この時期、200万頭とも言われるヌーの大群は、ンゴロンゴロの平原部分からセレンゲティの中心セロネラへと移動してくる時期でもある。そしてヌーを追って様々な種類の肉食獣も集まってくる。また、ロッジもローシーズンの特別料金を出してくるので、滞在費も半額以下になる。そう考えると、サファリに不向きどころか、乾季とは一味変わったサファリが楽しめるお勧めの時期と言える。私はちょうど日本のゴールデンウィークにあたる5月1日から4泊5日で、マニヤラ湖、ンゴロンゴロ、そしてセレンゲティを周るサファリへ行ってきた。今回はその模様を報告したい。

ダルエスサラームから北部までは早朝のプレシージョン航空機を利用した。飛行機は7時20分にダルエスサラームを飛び立ち、キリマンジャロ空港へは8時50分の到着だ。晴れていればキリマンジャロ空港からキリマンジャロ山をきれいに見ることができるが、この日は残念ながら曇り空で、キリマンジャロ山を見ることはできなかった。空港の到着ゲートにてサファリのドライバー兼ガイドに出迎えられ、荷物をサファリカーに積み込むと、いざサファリへ出発である。

まず、最初に向かったのが、キリマンジャロ空港から車で3時間弱のところにある、マニヤラ湖国立公園だ。ここは、面積300平方キロメートルと比較的小さな国立公園だが、マニヤラ湖に集まるフラミンゴが有名で、ンゴロンゴロ、セレンゲティと連なる北部サファリサーキットの玄関口として人気が高い。朝キリマンジャロ空港を出ると、マニヤラ湖に着くのがちょうどお昼くらいになる。私はレイクマニヤラ・セレーナ・ホテルで昼食をとることにした。このロッジは大地溝帯の断崖絶壁に建てられている為、マニヤラ湖国立公園を眼下に眺めることが出来る。まさに絶景だ。

午後はゲームドライブ。国立公園に入ると、すぐに大きな象が目の前に現れる。こちらをさほど警戒している様子もなく、何組もの群れや子連れの集団を間近でみることができ、迫力満点だ。その他、イボイノシシやキリン、シマウマなどが見られた。2~3 時間の短い滞在だったが、動物もそれなりに見られ、満足のいくドライブができた。サファリのスタートにはもってこいの国立公園であった。

マニヤラ湖からンゴロンゴロまでは車で1時間程度だ。16時頃マニヤラ湖を出発し、夕方、ンゴロンゴロクレーターの外輪山に到着する。クレーターの縁の部分まで来ると、今度はクレーターを一望できる、これまた絶景を目の当たりにする。外輪山に位置するロッジにチェックインしたら、のんびりと日が沈むまで、クレーターを眺めてみよう。目の前に広がるクレーターは野生の王国だ。そんな世界に思いをはせながら、ビールを片手にゆったりとした優雅な時間を過ごす。ここでしかできない贅沢だろう。

(2010年6月15日)

*「Shwari」  私の大好きなこの言葉は、スワヒリ語で「平穏」を意味し、タンザニアでは挨拶でも用いられるほど頻繁に使われます。このコーナーでは、そんな穏やかでのんびりしたタンザニアの様子を、みなさんにお届けしていきたいと思います

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