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  • 執筆者の写真白川

Twende Pamoja No.7 おいしいタンザニア

橋本芙美子(はしもと ふみこ)  ダルエスサラームにはローカルレストランがたくさんあり、私は大抵そこでお昼を済ませます。タンザニア人は昼食の時間が遅いのか、12時頃行くとお店はまだがらがらです。13時過ぎから賑わいだすようです。

 どのレストランもだいたい出すものは同じ。ご飯かトウモロコシの粉を練ってお餅のようにしたウガリ、または甘くないバナナを煮たものの3種類のどれかを主食に、メインは牛肉のシチュー、チキン、魚のうちから選びます。副菜には、豆の煮ものとキャベツ炒めかサラダが付きます。 

   このメニューは豪華版で、副菜がないところもあります。メインに牛肉か鶏肉のピラフがあるところも。サラダ以外はどれも玉ねぎとトマトをベースに塩と香辛料、油もたっぷり使います。

 一番人気はご飯と牛肉のシチューの組み合わせ、ワリ・ニャマ(ご飯・肉)だそうで、他に、若者に人気なのがフライドポテトです。特にフライドポテトのオムレツが人気です。フライドポテトがお昼ごはんなんて!と思うかもしれませんが、ポテトがとても美味しく、私も好きで時々食べたくなります。

 値段は2,000シリング(約100円)ほどで、旅行者がよく宿泊するYMCAやYWCAでは3,000シリングか3,500シリングくらいと少し高めで、安いところとなると、1,000シリングで済ませられます。レストランといっても建物の中にあるのではなく、日よけテントの下にテーブルと椅子を並べているだけの簡単なお店が美味しいのです。あまり外国人がいないローカルのお店です。

 これらのタンザニア料理を美味しくしている一番の理由は、食材が良いからではないかなと思っています。タンザニアに来て驚いたのが、野菜や果物がとても美味しいことです。とくに生で食べた時はよく判ります。日本で生野菜を食べて、あまりそれぞれの野菜の味が美味しいと思ったことはありませんが、タンザニアではピーマンも人参も生でも調理していても、とても味がよいです。土が良いのでしょうか。化学肥料や農薬を使う量が日本より少ないのか、日本の土地が痩せてしまっているのか。そう考えると、大昔はどれほど食べ物が美味しかったのだろうと思います。今はスイカが旬で多く売られています。もともとはスイカ好きではなかったのに、今では常に冷蔵庫で冷やされています。

 タンザニア人は昼食の際はファンタやコーラなどソーダを飲むのが大好きです。私はソーダや甘いジュースは嫌いでしたが、この気候のせいか今は好きになり、時々飲みます。今のブームはホットミルクです。朝のチャイの残りなのか、お昼もまだ出しているところがあります。搾りたての牛乳で作ったホットミルクで一杯やって、体も心も幸せで、オフィスに戻ります。

(2011年8月15日)

*「Twende Pamoja」  スワヒリ語で、一緒に行きましょう、という意味です。タンザニアのいろんな場所や出来事を紹介することを通して、タンザニアの魅力を一緒に発見していけたら、と思います。

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